6月28日~7月2日の5日間、3回目の道東ウォークに行き、2種類のフットパスを歩いてきた。ひとつは中標津~弟子屈間の71.4kmの北根室ランチウェイ。もうひとつは旧標津線の標津(ポー川史跡自然公園)~標津町川北間の10kmのルート。
前者は中標津町の中心分から中標津空港~開陽台~養老牛温泉~西別岳~裏摩周~弟子屈(美留和駅)までを6ステージに分けて歩くようになっている。我われは第1ステージ~第3ステージの中間まで歩いた。
一口でいえば、北海道を代表するフットパス(ロングトレイル)と言い切って差し支えない。道は変化に富んでいるだけでなく、道標は完璧である。コース途上には酪農家の敷地も歩けるようになっている。5、6軒の酪農家の賛同を取り付けたというからすごい。だから牧草地のど真ん中を歩けるコースもいくつかあった。ゲートにも工夫が凝らされていたし、ヒグマ警告用の鐘が数ヵ所設置されていた。草刈りを含め事務局の佐伯雅視さん達だけで整備をしたというから頭が下がる。
旧標津線跡のルートもおもしろかった。事前に地元グループの人たちが草刈りをしてくれただけに快適に歩けた。川北から更に中標津空港に向けてコースを整備すれば、北根室ランチウェイにつながり、より多様なルートになるのでは、と思わずにいられなかった。

しっかりと完備された道標


ヒグマ警告用の鐘


牧草地のど真ん中を歩けるのは心地よい