北海道から沖縄又は九州までフェリーを乗り継いでいく旅は、去年2回実施した。4月は参加者4人と沖縄まで、11月は九州(由布院)まで8人と一緒に出かけた。実は一昨年の4月に行く予定があった。申し込みが7、8人あったのにコロナの感染が急拡大した時期にぶつかったため、中止にした経緯がある。けれどもせっかくプランを立てて日程も空けてあったものだから、下見を兼ねて一人旅を敢行することにした。苫小牧~名古屋(船中2泊)、大阪~鹿児島志布志(1泊)、鹿児島~那覇(1泊)のフェリー旅だった。退屈するかと思いきや、ゆったりした時間を満喫した。持参した文庫本を何冊か読めたし、大浴場に2回も入れた。
4月に予定しているフェリー旅PartⅢは下見の時と同じで、都合7日間の旅になる。その時は鹿児島から那覇へ行く途中、奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島の島々に寄港した。どういう訳か沖永良部島が一番印象に残った。そしてその時思った。次回はこの島で下船して1泊しようと。あえてその訳を考えると、小さな島なので歩いて一周できそうだと思ったこと、それと西郷隆盛が島流しにあった場所だったことも理由に加えられるだろう。
このようにフェリーに乗りっぱなしなのではなく、途中で下船してウォークすれば、陸上と海上の両方を楽しめるという訳である。名古屋から近郊の中山道に向かってもいいし、志布志から目と鼻の先の宮崎県を目指してもいいだろう。このような酔狂な日本縦断の旅は北海道発だからできるのであって、東京や大阪発では望めない企画なのである。エコ友クラブの特選旅として大事に育てていきたい。