標題のような質問を受けることがある。登山とは明らかに異なるのだから主に平地を歩く、と答えるようにしている。だが平地だけとは限らない。それほど高くなければ中腹くらいまで行くコースもある。その点イギリスはフットパスの範囲がやたら広くて、標高1000m近いピークに至る登山道もフットパスと扱われるようだ。
日本では山の頂上を目指さなくても、低い部分の一部はフットパスとして扱ってもよい、というよりは実態としてそのようになっていると思う。そのエリアは一般に低山と呼ばれているのだが、北海道ではこの呼称はほとんど使われておらず馴染みが薄い。だがフットパス歩きのエリアを低山を含む平地とすれば、イメージしてもらいやすくなる。
札幌は三方を山に囲まれた都市だ。円山、白旗山、三角山などの低山はすでにフットパスコースに組み入れられている。そう考えると歩ける範囲がぐっと広がる。例えば盤渓の裏側とか常盤や藤野の奥、さらには手稲の山の中腹などは立派な低山エリアである。そうだ今年は、札幌低山歩きまたは奥地紀行などと銘打って歩いてみたい。今年も思いっきり歩きまっせ!