7~9月の毎月1回、計3回、スズラン群生地に行き標記作業をしてきた。ボランティア作業に先立ち6月上旬、スズランの花期に侵入雑草の様子を確認したところ、ヨモギとアキカラマツが高く伸びて、スズランを見ず楽していることが分かった。
そこで3段階の作業を進める計画を立て、7月はヨモギとアキカラマツのみを抜き取った。8月はヨツバヒヨドリ、アキノキリンソウを始めとした他の雑草を抜き取った。但し、ササやススキなどの宿根性の植物には手をつけなかった。そして9月はササ、ススキ、ヤマハギなどこれまで手がつかなかった植物も含め、すべて除去した。
群生地入り口の左側の一角である。1mから2m近くに伸びたこれらの草本、ササ、灌木が無くなって、本当にすっきりした。
一方、北大植物園より広い15haの群生地で完璧な除去は大変な作業となる。7月の作業でスズランが元気ならm全域で実施するのも可能だろう。どういう結果が出るか来年の花期(6月上旬)を待たなくてはならない。
10月に本年最後の環境ボランティアを実施する予定でいる。きれいな花を見るのは楽しい。だが人手を加えてよい生育環境を整えて初めて群生地が維持できるのだと改めて知ることができた。

作業前


作業後