9月6日の地震による影響は甚大だ。ブラックアウトによる被害は果たしてどの位になるのか?停電の発生で生まれた暗闇など初体験という人にとっては怖い夜だったに違いない。一方、暗闇なるが故に満天の星空に気づいた人も多いのでは。また道路の信号機が消えてしまったことによる事故も心配された。ところが私の経験では札幌の中心部が交通渋滞と混乱が起きると思ったが、事態は逆で交差点では徐行と停止をするお陰で事故はなく、かえってスムースに通行できた。事務所までの所要時間は普段と変わらなかった。とは言え、電気にいかに依存する生活を強いられていたか改めて痛感させられたのは確かだ。 私たち、野外で活動を主なる仕事としているものにとってはブラックアウトより台風の影響の方が大きかった。交通の遮断だけでなく、歩く予定地のコースに多数の倒木が発生して先に進めないケースもあったからだ。何本かの行事が中止に追い込まれてしまった。要するにダブルパンチを受けてしまった訳だ。それに今年は雨の日が多く、行事の中止、延期が相次いだ。トリプルパンチと言った方がよさそうだ。2018年は災害多発の年と後世、記憶されるのではないか。
豊平区の精進川沿いの倒木
手稲区の前田森林公園のポプラの大木も数本倒れていた