著者
伊吾田宏正、上田剛平、鈴木正嗣ほか
価格
7,800円+税
発売日
2011年3月1日
内容
本書は野生動物にかかわる 人間事象をまとめた先駆的な書である『Wildlife and Society The Science of Human Dimensions』(Michael J. Manfredo, Jerry J. Vaske, Perry J. Brown, Daniel J Decker, and Esther A Duke eds, 2009, Island Press)を翻訳したものです。
わが国でも野生動物に関わる人間事象的な報告が増え、特に人と野生動物との軋轢が顕在化した近年では、その重要性や注目 度が急増していますが、これらの 仕事は生物学ベースの野生動物学では“副業”とみなされることが少なくなく、また発展が著しい社会科学ベースの野生動物研究も、残念ながら現時点では“市 民権”を獲得しているとは言い難い状況です。
本書は、海外における最新の人間事象研究やその動向を紹介しており、わが国における同様な研究分野の発展に重要な役割を果たし得るでしょう。野生動物と人社会のあり方についての道筋をつけてくれる1冊で、野生動物に関わるあらゆる分野の方にとって必読の書です。
354頁 A5判
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