5月11日、JR江差線の江差~木古内間42.1kmが廃止された。1936年の開業以来80年近くにわたって地域の足を支えてきたのに残念だ。最終列車には乗客があふれ、沿線には別れを告げる大勢の住民が群がった。こういった光景を見る度に地域の人たちがもっと利用していれば…と思ってします。江差線を利用しなかった人々でも鉄路を失った淋しさをじきに味わうに違いない。

 ところで廃線セレモニーのニュースにあふれてはいたが、跡地の利用については、全くニュースにならなかったようだ。私としては全線フットパスにしてはどうかと思う。木古内をスタートすると、中間の湯ノ岱で1泊となるだろう。ここには温泉宿もあり、疲れをとるにはもってこいのロケーションだ。ゴールはもちろん江差で、ここにはすでに街中のフットパスが出来ているからもう1泊しないといけない。

 フットパスが手薄な道南にメインルートが完成すれば北へ向けてのロングパス(長距離フットパス)としても期待できる。折しも全国一若い江差町長が誕生した。検討してもらえるといいんだがなー。