昨年末から患者の発生が報じられていた中国・湖北省発の新型肺炎が、日本にも飛び火して猛威を奮っている。2月27日現在、道内で39名の感染者が出ていて、今後ますます増えると見込まれている。私の知人が武漢での工場建設の仕事を請け負ったものの、12月段階で現地では大変な騒ぎになっていて、工事も中止を余儀なくされたと語ってくれたのは1月中旬こと。その時はまだ対岸の火事を見るような気持ちがあった。それがどうだろう。新聞もテレビも連日トップニュースとして報道している。人が多く集まる場所での集会は中止に追い込まれている。スポーツの世界でも中止や延期が相次いでいる。その波は旅行にも及び、当方が企画募集中のツアーのキャンセルが出始めた。もう少し様子を見てから判断すればよいものをと思うものの、無理やり思い留まらせる訳にいかずこれ以上キャンセルが増えないことを祈るのみだ。
3月には京都一周トレイルと東京の桜見ウォークが、4月には日本縦断フェリーの旅が控えている。彼の地の青空を眺められた時は、新型の流行が一息ついた時だろう。さて一体どうなるものやら。