今月21日(月祝)にフォーラム『札幌にもフットパスを!』Part.7をオンラインで開催する準備を進めている。日本フットパス協会が主催する「全国フットパスの集い@オンライン」と同時開催である。

私は「英国のフットパスはモデルになるか?」というテーマで報告することになっている。これまでフットパスの本場イギリスを礼賛し、恐らく20回以上、彼の地のフットパスを巡ってきた。でもある時期から「こんな歩く道が日本で実現可能か?」という疑念が湧いてきた。知れば知るほど、我が国の実情にそぐわないことばかりと気づかされた。

他人の所有する土地、それも耕作地や放牧地の中を自由に歩ける一事をもっても、日本では実現不可能なのだから。だからもうイギリスを追いかけるのは止めた方がよく、日本は日本なりのフットパスを追求すべきだ、というのが発言の趣旨となる。

ところが面白いことに全く性格の異なる日英のフットパスなのだが、十数年前に地域の活性化を策するWalkers are Welcome(通称WaW)という活動がイギリスで始まった。我が国のフットパス関係者が目指していた地域活性化そのものなのだ。それがどんなものかを知りたい方は、フォーラムにぜひ参加してください。