観光が一大産業となった今日、本当に多様な旅行が賑わっている。その中で歩くことを主体にしたウォークツアーはまだまだ影が薄いかも知れない。

道外に歩きに行く、などと言ったら「わざわざ時間とお金をかけてねぇ」といった反応が一般的だ。そんな人たちにイギリスへ、スペインへなどと言ったら目を丸くする。そんな時代が長く続いたが、少しづつ変わってきたように感じる。

普通の観光ツアーだったら建物なり、景勝地を点で巡ることになる。拠点間は各種交通機関のご厄介になる。そこを歩けば黙っていたら見過ごしてしまうものに接することが出来る。それは歴史、文化であったり自然だったりする。食や農との出合いだってあるに違いない。

「歩けば見えないものが見えてくる」と誰かが書いていた。まさにその通りだと思う。あえて健康目的とは言わなくても十分にヘルシーなのがウォークツアーなのだ。そんなことを呟きながら今年も歩きまくるつもりでいる。さて、どこに行くか知りたい方は、エコ友通信最新号(32号)をご覧になって下さい。