6月27日~29日の3日間、信州・上高地ウォークに行ってきた。27日は松本泊まり。60年近く前、学生生活を送った街とはいえ、駅前のあまりの変わりようにまるで外国の街にでも来たみたいな気分だった。
翌日、TVの天気予報は県内一円、雨降りと伝えていた。松本から上高地までは、電車とバスで約2時間。ラッキーなことに雨はなく、時々小雨に見舞われたものの薄日が差すほど。岳沢カールもすっきり望めたが、8合目から上は雲に被われていて奥穂高岳はほとんど見えなかった。
今回は私を含め7名のこじんまりしたツアーで、梓川沿いの遊歩道約20kmを2日かけて全て歩くことができた。トイレも含めて建物は全部新しくなっていたのは当然としても、店はどこも下界と変わらない雰囲気になっていた。山岳リゾートを謳うなら、もっと違った作りになっていてもよかったのに、と思わずにいられなかった。もうひとつ気づいたのは、外国人が多かったこと。半分くらいを占めていたのではないか。
でも山容は昔とちっとも変っていない。横尾山荘から槍ヶ岳を何度も登った20代の頃を思い出して、さて今でも登れるかどうか、試してみたいという気持ちになった。


薄日の差す上高地