9月26日~29日の日程で4年ぶりに熊野古道に行ってきた。伊勢路(仁坂峠)から始め、中辺路のハイライトコース(小雲取越など)を歩くとともに3つの大社にも立ち寄った。伊勢路では一人も会わなかったが、中辺路ではかなりの数のウォーカーに出会った。日本人より外国人の方が多かったのは、数年前と変わらない。挨拶代わりに国籍を聞くとカナダ、スウェーデン、韓国、香港、インドネシアなど多彩だ。やはり世界遺産だけのことはある。
これまで見受けなかった東南アジアの人が来ているのに少々驚いた。それ以上に驚かされたのは中国人、それも本土からの人たちがいたことだ。一人や二人ではなく、2家族とバスで乗り付けた十数人のグループだった。政治的には中国との関係がぎすぎすしているとはいえ「ニーハオ」「コンニチハ」と気持ちよく声をかけ合った。
さらに数年前とは明らかに違っていたのはカフェや外国人向けの民宿が増えた点だ。だから英語で書かれた看板などがやたら目についた。今度はそんな民宿に泊まってみるのもいいな、と参加者と言葉を交わしながら晴天続きの古道を歩いた。来年は5月に再訪すべくコース選びを始めたところだ。