11月23日の道新朝刊の見出し「敬老パスにポイント制度、市が発表、ウォーキングなどで付与」を見て、はて札幌市は何を企んでいるのか。記事を読んでびっくり。要点を書きだすと、
・自己負担を廃止し、利用上限を現行の7万円から2万円に引き下げる。
・スマートフォンの専用アプリを使い、歩く活動により各種交通機関で使用可能なポイントを付与する。
・来年度はアプリ関連予算を盛り込み、25年度に運用を始める。
言うまでもなく現行の敬老パスは70歳以上の高齢者が家に引きこもらないよう運動などのため外出しやすくすることを目的に制度化されたもの。非常にありがたいと思っている人が大多数のはずである。それなのにこのような大改訂(いや、大改悪)が突如打ち出されるとは、驚き以外の何物でもない。
2030年の冬季オリンピック誘致に失敗した以上の反響が巻き起こるだろう。今後、説明会やパブリックコメントの募集をするという。そういった機会に反対の表明をするだけでなく、メールや電話などで抗議の声を上げよう。
市長さん、老人を敵に回しては、次の選挙は危ういですよ。