7月に道内3ヵ所の湿原を訪れた。まず12、13日は13人の参加者とともに上川町にある浮島湿原へ。滝上町に至る長い北大雪トンネルの手前を右折して数kmで駐車場に着く。そこからほぼ平坦な遊歩道を進めば30分で湿原入口だ。木道はややくたびれているが、歩くのに支障はなく、湿原ウォークを楽しめた。キソチドリ、トキソウ、ヒツジグサなどが盛りを迎えていた。当日は美深町泊(一部は音威子府村の温泉宿)。
2日目は松山湿原。駐車場から30分、登りきると湿原にたどり着く。ここも木道がしっかり整備されていて、気持ちよく回れた。帰りがけ湿原入口近くに住む、北大名誉教授というよりは樹液の研究者として知られる寺沢実先生宅に立ち寄って挨拶をしてきた。
次は21日、雨竜沼湿原。ここは標高差400mの山道を登るのだから、登山と違わない。かなりの急登だったため、19名の参加者中4名が途中でリタイヤする羽目に。でも苦労しただけの甲斐はある。広大な湿原と点在する池塘は、ここだけの景観だ。天気にも恵まれ、疲れも吹き飛んだことだろう。幸いケガ人も出さずに下山できた。
湿原巡りは来年も続けたい。ただ初心者には浮島湿原をおすすめしたい。雨竜沼はそれなりのレベルを求めたいが、それをどうやって決めたらよいか悩ましい。